専業主婦に憧れて

退職後の時間潰し日記

たまには原点に

何かしらの参考になればと、退職後の様々な変化などを書くつもりだったのに、気づけば辞めて半年。最近すっかりブログタイトルとそぐわない内容ばかりになっているのでたまにはタイトルらしく。

退職したばかりの頃は、専業主婦になったことでの心の葛藤、つまり働かない罪悪感や社会からの孤立感、自分の存在価値みたいなもので悶々とした。

気づかぬうちに組織の歯車でいることに慣れてしまっていたので、退職したら急に社会での居場所を失ったようで不安になったのだ。

これでいいのか?と生産性のない自分に戸惑いも。しかしそれは一時だった。
そんなことより退職後の、時間に拘束されない毎日は、仕事に大半を費やしていた今までの窮屈な日々に比べてあまりに快適。数ヶ月のうちにやっぱり辞めて良かったと確信したのである。
(私が基本的にそういうタイプなだけで、根っから働くことが好きな人は違うかもしれない)

辞めた当初は昼間に出歩くなんてという罪悪感や背徳感があったが、人間の慣れってすごいもので毎日繰り返しているとなんとも思わなくなってくる。

仕事に縛られない生活は心身ともに健やか。責任感やプレッシャーからの胃痛に悩むこともない。悪夢を見たり憂鬱になることもない。煩わしい人間関係や、地獄の残業もない。

以前はスーパーの惣菜で済ますことが多かった夕飯も、専業主婦なら毎日野菜多めの食事を作れる。ストレスフリーで暴飲暴食もせず、ジムに通う時間もあるので健康的に7キロ減ったし、夫も健康診断で毎年引っかかるコレステロール値が下がっていた。

 

最低限の義務(家事や納税)は勿論果たすし、時折母や夫に振り回されたとしても、それ以上に辛かった仕事のストレスからの解放、そして気の向くままに生活できるのはこの上なく幸せだ。この半年間で、専業主婦(主夫)しか勝たん。という結論に至った。

 

できることならずっとこのままの生活を送りたいのだが…

 

退職してネックになるのはやはり、

 

退職後の世間体だったりプライドだったり、激変する生活への戸惑いだったり、そんなのは時間と共に慣れていく。

ただ金だけはどうにもならない。
当然増えないで減り続ける。

潤沢な老後資金はないにしろ、贅沢しなければ今までの貯金で何とかなるかと思っていた脳内お花畑の私も、昨今の情勢を見て不安が募る。

 

退職してやりたいことをやる、と言っても結局金がなければ思う存分できない。

私の場合はボランティアをしたかったが、近場に活動拠点がないので遠くまで何時間もかけて出向き、往復の交通費も高かった。これを週に何回も通うというのは現実厳しい。仕方なく通いを諦め物品購入や寄付でサポートに、といっても収入がない自分では継続するのは無理がある。人のボランティアしてる場合か!である。

 

趣味の活動もただじゃない。サークル活動も会費を払う。ジム通いも、習い事も有料。たまに友人と会うにしても交通費に交際費。

びっくりするほど何かにつけて金が減る。

 

結論。「稼げるうちにがっぽり稼ごう」

世知辛い日本よ。

 

一番の理想は、退職後にやりたいことが明確で、金銭的余裕があること。もしくはパートナーが高収入。…羨ましい。

だが私のように金銭的余裕がそこまでないと、やりたいことも中途半端になる。更に怠け者だと(=私)、腑抜けになる危険性があるからご注意。また急に脳みそを酷使することが激減するから、ボケないように何かしらの刺激や脳トレは必要だ。実際私は、今日はサプリを飲んだっけ?とか植木に水やったかな?とか言ってて…ヤバい。

 

結局いやらしい話、金がたっぷりあるかないかが分かれ目なのだな。

 

というわけで、老後資金不足を補う必要に迫られて、意を決して職探し。といっても以前のように仕事に人生のほとんどを拘束されたくないし、老母と老犬の世話もあるので、パート一択で。希望は、せっかく手にした健康的な生活を維持できる程度の労働。ジム通いと料理する余力は残したい。

いちいち躊躇せずに買い物したり、夫に遠慮せずやりたいことをするためにも、小銭を稼ぐ。完全なる専業主婦になる日はまだ先か。ああ世知辛い日本。

 

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