仕事を覚えさえすれば普通に働けると思い込んでいたコンビニバイト。
ところが普通に働けるかどうかは結局人間関係にかかっているのだと改めて認識した。
人当りが良い自分は(表面上)、どんな人とでもそれなりにやっていけるつもりだったが、問答無用で高圧的に接してくる人もいるということを想定していなかった。甘かった。
さて次の仕事はどうしよう。
私向きの最低賃金の底辺の職場では同じことの二の舞になる確率が高そうだ。かといって拘束されるオフィスワークでは、ちょくちょく来る母からのSOSへの対応が、距離的にも時間的にも困難になる。
実際コンビニバイト期間に母が風邪をひき4日間実家泊り込みで世話をしたが、近場の短時間バイトだから可能だった。
早朝ちーちゃん(シニア犬)の散歩をしてから出勤。日中には帰宅できるから、母&ちーちゃんのご飯の支度を始めとする家事や、ちーちゃんの夕方散歩やその他様々なケアができた。(悪いが夫は放置)
もし9時〜5時のオフィスワークでは日中に何かあってもすぐに駆けつけられないし、「労働」プラス「往復の通勤」で疲れてしまうし、充分なケアはできなかっただろう。
そんなわけで短時間のパートが今の自分の生活には都合がいいので、その線は変えずに。
せっかくある程度仕事を覚えたので、他店舗でコンビニの仕事を極めてショットワークに登録し、自分の好きな時間に好きな店舗で単発で稼ぐのも有りだと思った。
しかし今回の私の体験を聞いていた夫は、絶対コンビニはやめた方がいいと大反対した。個人オーナーのコンビニは当たり外れが大きすぎて危険だと。
それよりも企業経営のスーパーならコンプラもしっかりしてそうだし、いいんじゃないかと夫に勧められ、大手スーパーの面接を受けた。
コンビニの前にいくつか受けたスーパーの不採用から学習し、模範解答したおかげで気に入っていただき即日採用となったが、ハッタリではないにしろハードルを上げてしまった。
でも謙遜や保険をかけた発言ではまた不採用を喰らうかもしれないから仕方ない。
私が学んだ面接合格のカギは①ここで働きたい理由がある②明日からでも就業可能③業務への自信有りの姿勢④シフトに柔軟に対応できること。
不採用となった面接を受けたのが抜歯入院の前だったので、いつから働けるかを聞かれる度に正直に入院の説明をして退院後からと告げるのだが、いつもそこで「ん?」みたいな空気になっていた。嘘じゃないのに、面接官側からすると、ただすぐに働きたくないだけの人に見えてしまうのかもしれない。
今は実際いつでも働けるし、どんな仕事でも構わないので働いて稼ぎたい一心で、澄んだ瞳で面接に臨んだのが幸いしたかもしれない。
昨年退職した時は家に引きこもりたかったけど、自分で収入を生み出すことは生活の張り合いになることに気づいた。
好きなことをして気ままに暮らすのは勿論幸せだけど、自分の労働の対価を貰えることは単純に嬉しい。
会社員の月給と違い時間給で、しかもわずかな収入だが、コツコツ貯めるために稼ぐのは嫌じゃない自分がいる。労働の原点を否が応でも感じるというか、貯めたお金でライブに行こうとか、ちーちゃんにオヤツを買おうとか、明確な目的に繋がるのが、なぜか”楽しい”。(言葉が合ってるかわからない)
贅沢はできないけれど、今の自分の生活スタイルに適度にハマるパート労働。
主婦業、ジム、スポーツサークル、母とシニア犬の世話、通院を中心に回っている生活を崩さずに働けるのが有り難い。
仕事に慣れたら他にも掛け持ちする余裕ができるかもしれないし、在宅の仕事も探したい。
パートながら賞与や昇給もあるので、わずかでも努力次第で叶う収入増を目指していきたい。
気になるのはとにかく人間関係。でも現実はきっと甘くない。
また毒を吐いたらすみません、と先に謝っておこう。すぐ毒吐いちゃうから。
辞めました、とブログに書くことにならないことを願って。