専業主婦に憧れて

退職後の時間潰し日記

オーナーの好みと偏見

結論:コンビニ辞めました。

 

久々の社会復帰?にまごついたものの4日目には要領を得た。揚げ物の種類や調理法もマスターし、マルチタスクではあったが慣れたら普通にこなせるようになった。

 

それでも初めてのことは毎日起こる。

無料クーポン付きのレシート処理、宅急便受付、割引商品のレジ操作、カートン在庫がないタバコの扱い、収入印紙を伴う公共料金支払い、釣銭交換、etc. 

一度教わればできることばかりだが、逆に教わらなければやり方がわからない。

そこでオーナーに尋ねるのだが、いきなり理不尽に怒り出す。そんなことの繰り返し。

こちらに非がないのに急に声を荒らげるから毎回びっくりする。予想外過ぎて。事前に説明されてたならまだしも何も知らない状態でキレられても困る。

 

初めて宅急便の処理方法を聞いた時のこと。客前で威張るのが大好きなので、

「いい加減覚えましょうよ〜」(嫌味っぽく)

「え、やったことないですが」

「…やったことなくても見てればできるでしょ!(怒)」

(は?見たこともないしそりゃ無茶だろ!)

「適当にやれと?」(呆れ笑い)

 

私の返事に腹を立てたオーナーは無言で処理をした。横で見てるだけじゃ細かい決まり事がわからない。なんか伝票に書いてたし。これじゃ次に宅急便が来た時に怒鳴られるの確定なんですけどー。これはトラップだ。

見ていたお客さんは気の毒に思ったのか、何もしてない私にありがとうと言って去っていった。

 

なんだこの人。威張りたい、権力を誇示したい、自分を偉く見せたいだけか。自分に酔ってるのか?これ何欲っていうの?支配欲?とにかく己の欲求を満たすために無意味な怒りを振りかざす。

 

初日から違和感だった。高圧的な口調に、調理用トングやバーコードリーダーを引ったくるように奪ったり、肘で肩を押されたり。完全パワハラ

今後も初めてのことを聞く度にキレられるのは確定している。まるでコントだ。

低賃金の底辺の職場には底辺の人間しかいない、と思い知る。(私の偏見です)

 

短いバイト期間中、同時期に入ったAさんと仕事上がりに昼間っから安い中華屋でビール飲んで憂晴らしすること数回。

 

コンビニの仕事は嫌いじゃなかった。昼時の行列も、フライや肉まんを補充しながらのレジも、忙しいのは性に合っていた。退職理由はパワハラオーナーの存在に尽きる。理不尽なパワハラに耐えてまで働く気はない。小遣い稼ぎ程度の仕事なら他にいくらでもある。

 

本当ならパワハラの謝罪をしてもらいたいくらいだが、たかが短期間のバイトなんでキレイに終えるため心にも無いことを言った。

"私が至らなくてご迷惑をかけるので"(1ミリも思ってない)という体で辞めると告げた。

辞めると告げたらオーナーの態度は軟化し、表向きの退職理由を真に受けて、せっかくできているのに勿体ないと引き止めてきた。

ここで留まったところで、またパワハラのリピートは目に見えているので、丁重にお断りした。今度は買物に来させてもらいます、と大人の対応でエンド。

 

「リアルこんなオーナーはイヤだ」↓

●態度の悪い若い女性店員を注意した常連客を出禁に。

どう見ても非のある店員をかばい、前から嫌な客だと思ってたんだ、もう来なくていいよ!とヒートアップし罵る。

 

●何か店に損失があると従業員に補填させる。

従業員は怒られるのが嫌で自ら支払ってしまうことが通常になっている。

 

●ロックオンしたターゲット従業員に、理不尽攻撃(これはオーナー妻)

ただのストレス発散、もしくはビビらせて優位に立ちたいのか。Aさんに言ったセリフの一部。

「あんた理屈っぽくてイラつくのよ。面接の時から理屈っぽいと思ってたけど」

Aさんは口ごたえしたわけではない。私と同じで教わったことを一旦頭の中で噛み砕いてから行動する、それが気に入らないそうだ。若い子のように考えずに即効で作業しろよと強要する。

え、自分の中で理解してからじゃだめなの?その方が確実に身につくけどだめ?

ネチネチとしつこくAさんの人格否定は続き、横で聞いてる私までイヤ〜な気分に。

だいたい何か支障があったわけでもなく、新人ながらちゃんと仕事こなしてる我々がなぜそんなに責められるのか理解不能。むしろ褒めてもらいたいくらいだ。

 

私はお気楽にさっさと辞めたけど、Aさんは生活がかかっているのでまだ残っている。いまだに理不尽な扱いを受けてる話を聞くと、あんな変人夫婦と縁を切って正解だったと思う。

そして、うちらへの悪態の理由が見えてきた。

それはうちらがおばさんだからだ。オーナーはあんななりして若い子が好きらしい。

私の後に雇った若い子が大きなミスをしてもニッコニコで全く怒らないんだと。キモ〜

フレッシュとはかけ離れた、ちっとも初々しくないおばさんがウザかったんだろうか。

どんなに怒られても生活のために耐えてたAさんが、若い子とのあからさまな扱いの差に呆れて、遂に辞める決断をした。

 

人を使う器じゃない人間がオーナーになった悲惨な職場は、きっとそこらじゅうにはびこっているのだろうな。