専業主婦に憧れて

退職後の時間潰し日記

余韻からの現実

先日のライブがめちゃくちゃ素晴らしく、お陰様で頭痛も胃痛も吹き飛び、大満足の2時間を堪能。

席も前方だったし両隣が私と同じくおひとり様ながら、とても盛り上がっていたので没頭できた。私の行くライブは観客の年齢層が高いので、高みの見物的な?突っ立って腕組みのおじさんが結構いて、私的には一緒に若人の気持ちに戻って歌おう!と言いたくなってしまう余計な欲求がいつもある。楽しみ方は御本人の勝手なんだけど。

 

1週間以上経った今もライブの余韻に浸り、録音した音源を聴いてご機嫌に鼻歌。そんな私を見て、まだそんなの聴いてるの?と言ってくる夫。

今だけは余韻に浸って幸せなんだから放っといて。と心で呟き微笑んで受け流すが、何度も同じことを言ってきて私の高揚した気分に水を差す。

かつて青春時代、レコードのライナーノーツを読み込み、歌詞に込められたメッセージを噛み締めながらじっくり鑑賞してた私には、逆にライブ行って、はいオシマイってなる方が理解できない。本当にその音楽好きなの?

だから穏やかに夫に聞いてみた。ライブが良かったらその後もっと聴きたくならない?って。別にならないそうだ。

なら仕方ない。…じゃなくって。とにかく唯一の至福のひとときは放っておいてほしいのだった。

 

ライブ映像を求めてXを見ていたら、TLにこんなのが流れてきてあまりに当てはまるので苦笑い。

 

すでに結婚相手に選んでしまってる件。笑

 

ただこれって本人に悪気がないんだよね。(うちの夫の場合)
自覚がないというか。なので、言って改善されることもあるけどしばらくするとまた忘れて元に戻っちゃう。長年の癖というか習慣というか性格?ってなかなか治らない。
情緒面が未熟なのか、人の痛みや気持ちや、心の機微みたいのがあんまりわからない。

だから私が好きな映画(感動系)に興味がなく、見てると寝落ちする。登場人物の複雑な心理が理解できず説明することもしばしば。

でも最近思うんだけど、精神的に未熟だからって私に非難されたり、こういう人であって欲しいと言われるのは彼的には不本意だろう。

勿論ムカつくことは多々あるのだが、彼にもいい面はある。夫に助けられることだってある。

真面目に働きギャンブル中毒でもなく、浮気もしない。社会生活に適応し、自分側の家族や甥姪とも良好な関係を築き、子供の頃からの親友もいるごく普通の人。

私は生活に不自由もしていない。住む家もあり環境も整っている。それなりに”幸せ”ではある。

そりゃ思慮深くて優しくて精神面の支えになってくれるパートナーは理想だけど、自分で選んだ以上、相手を責めるばかりなのは違うのかな、とか。

お互いが結婚生活の中で重きを置くところが違うだけで、私はより精神面、彼はそういうタイプじゃないから、結果的に私が一番求める精神的安らぎが得られない。それが婚姻関係を破綻させるレベルかどうか。そこをどう捉えるのか。

割り切って妥協できるかどうか、なんじゃないか。と徒然に思ったわけで。

判断は人それぞれだけど、今の現状で別れを選ぶのは私の傲慢というか甘えなのかな。
蓋を開けたら自分がソウルメイトを見抜けなかった、その責任放棄をしている気もする。

 

道で車道側を歩いてくれる人じゃないし、歩くのが遅い私に合わせてくれずお構いなしにどんどん先に行ってしまうし、ご飯作っても決してありがとうは言わないし(若い頃は言って欲しいと散々言ったけどもう諦めた)、傷に塩を塗り込むし、私の親知らず抜歯入院の付き添いより仕事優先するって言うし(おまけに付き添って欲しいと言ったら付き添わないくせに不機嫌になるし)、やりたいことを後押しするよりやる気をそぐ発言ばかりだけど・・・

 

根っから悪い人じゃない。
(自分に言い聞かせている?)

 

今後も変わらないだろう夫といかに波風を立てずにやっていけるかは、私の忍耐と遠慮と努力にかかっている。

何かやってしまった時(例えばコップを割るとか、家の壁に傷をつけてしまったとか)に、そのこと自体にあちゃ~と思うのではなくて、夫に怒られる!とまず真っ先に頭に浮かんで慌てる自分。更に普段はそういう時に隠そうとする人間じゃないのに、家だとなんとかしてごまかせないかと画策する時、健全じゃないな~と思う。

やっぱりこんな時に、いーよいーよと優しく言ってくれる人と来世は一緒になろうっと!

 

※引用部分の③→"高収入"だけは否定させて下さい。笑

 

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