専業主婦に憧れて

退職後の時間潰し日記

rest in peace

知らなかったけど、LGBTの芸能人のバッシングって随分ひどかったんだね。

なんでそんなに?彼が嫌なら見なきゃいいだけ。

亡くなったあともまだ、”自分勝手”とかバッシングされてるの見たら切なすぎて。

もし鬱状態だったのなら、脳が正常な判断ができなくなってるから、自分勝手とは違う。

てか彼をバッシングする人たちは、自分自身もそんなに品行方正なのか。そこまで他人を批判できるような非の打ち所がないような人たちなんだろうか。(品行方正ならバッシングしてオーケーでは勿論ない)

そもそも他人の人生に文句つける必要あるのかな。思っても本人に伝えなくてよくない?身近な一般人でさえ、よっぽど親しい間柄じゃなきゃ、生き方が気に入らないからっていちいち忠告しないよね。

だいたい忠告したところでその人がそれに従う義務だってないし。芸能人だって同じ。

私もテレビ見て何となく好きじゃなくてイラっとする芸能人はいるけど、チャンネル変えればいいだけ。その人を傷つけようとは思わない。
私は嫌いでも、反対に好きな人たちがいて需要があるから成り立ってる。ただそれだけのこと。

これも個人的意見だけど、人を攻撃するのって自分が不幸な状況にいる時だと思う。

例えば、愛しの彼との両想いに浮かれている時なら。
道で明らかに悪意を持ってぶつかられたとて、はいはいご機嫌悪いのね~私は幸せだけど♪と受け流せる。
これが思うようにいかない毎日を送る時だったら、なにすんだオイーーと怒りは収まらない。

結局、嫉妬なのでは。羨ましいから腹立つんでしょう。思うようにいかない日々の自分と、やりたいように生きるキラキラした彼を無意識に比べて、腹立ちまぎれにバッシング。そこには満たされない承認欲求なんかもあるかもしれない。

私もイラっとするテレビの中の人は、”私はちっともいいと思わないのに”、皆にちやほやされて世間に認められている。結局妬みからのイラつき?ってよく考える。(ちっさ)

だから人を必要以上に批判する人って人生のどこかが不幸なのかなって。今回の彼もそのストレスのはけ口になっちゃっただけじゃないか。そんな無意味なバッシング、気にする必要もないのに、きっと真面目に真正面から受け止めてしまう人だったのかな。

彼は全然逃げた弱虫とかじゃなくて、逃げないで全てを受け止めてしまったから、心が参ってしまったんじゃないか。
身近にそんな兆候がなかったのに鬱になってしまった知り合いがいるので、つくづく鬱って怖い。もう病気だから、本人の意思とかって問題じゃないから。

それにしても勿体ない。あんなに才能や魅力溢れる人が。
LGBTで苦しむ人たちのために、影響力のある発信や貢献ができただろうに。頑張りすぎちゃったのかな。

すごく悩んだんだろうな自分の性について。沢山やりたいことや夢があって、その度に自分の中の違和感もつきまとって、苦悩しながら頑張ってきたんだろうと勝手に想像すると泣けてくる。

新しい家族の形、いいじゃない。
パートナーと悩んで決めたことでしょ。誰に口出しする権利があるの。
育児放棄とも思わないが、もし仮にそうだとしても余計なお世話だし。パートナーが認めてるんだよ。君らは彼の何なのさ。

結婚して、子供できて、離婚して、その時々で悩んで、現実と向き合い、必死に生きてきた彼が、天国で心の平和を取り戻すことを。

そして、重い十字架を背負ったパートナーさんの人生に平穏が訪れることを、ただただ祈りたい。

 

PVアクセスランキング にほんブログ村