専業主婦に憧れて

退職後の時間潰し日記

気付き

前回母への愚痴ブログを書き、一夜明けた時私は突然気づいてしまった。

 

今頻繁に実家へ通って、色々な世話を焼いたり用事を済ましているのは、この先母に何かあった時に、自分が後悔したくないからなのだ。祖母の時のように、何もしてあげられなかったと罪悪感を抱えて生きていきたくないから。

 

つまり自分のためであって、母への愛情から自然に生まれる行為ではないということだ。

 

自己満足だ。だから自分の都合通りにしたいと思うし、それを無視してアピールしてくる母が鬱陶しく感じてしまうのだ。

 

こんな気持ちで通われたって母も本来は嬉しくないよね。(実際は嬉しそうだけど)

 

前回のブログを書いたことで頭が整理されたのか?自分の行動が利己的だったことに思い至って、ハッとした。

 

bittersweetfeeling.hatenablog.com

 

しかし私の自己満足な偽善行為には気づいたものの、その先の改善すべきこと、母との関係や、私の気持ちや態度など、どうしたら良くなっていくのかまでは思いつかない。


現在は自分の都合を優先して、時間ができたら実家に行くようにしているが、最低でも週2回と決めている。この縛りを止めて、母が本当に必要な時だけ母の都合に合わせて行くようにしたらどうだろう。今一度、母のためにという原点に帰ったら感じ方も違ってくるのか?

 

などと、実家へ向かう道すがら考えを巡らせるが、良い改善策は浮かばないまま実家に到着。


この日の私は、自分の利己主義的な部分を申し訳なく思い、いつもより気を遣って優しく話すことを心掛けた。

 

すると、すぐに調子に乗ってあれもこれもと頼み事をしてくるいつも通りの母。
母が理解できない郵便物に目を通し、母の代わりにその書類内容を理解しようとしている私に、あーだこーだと関係ない話を矢継ぎ早にしてきて、全然落ち着いて考えられない。

 

こういうお喋りなところ、性格合わないわ~。
娘と喋りたい気持ちもわかるけど。こんなに頻繁に会ってるのに。

 

でも今日は怒るまい。私だって母を喜ばせたい思いで来ているのだ。一応。
少しでいいから黙ってくれない?と喉まで出た言葉を飲み込んで、淡々とやるべきことをやる。

 

今度はネガティブなボヤきが始まった。何百回と聞いている愚痴。
世話になっている人の悪口。

 

これも流せばいいのだ。わかっているのに、それができない。
自分の親がそんな考え方をしているのが許せない。

 

よせばいいのに、最初は静かにたしなめる。

 

「世話になった人に文句を言うべきじゃないよ、感謝だけしなさいよ」


でも母もしつこい。納得しない。

 

私は年寄りで何もできないんだから、他の人がやるのが当たり前。という考えを崩さない。

 

「それでも感謝はするものでしょ!」

 

段々私の語気は荒くなり、拉致のあかない会話が繰り返され、いつも最後は険悪な雰囲気になる。

 

そこでタイムアップして帰るのが定番のようになっている。

 

この日も帰る頃にはグッタリして、またいつものテンションの下がった鬼瓦のような顔になっている自分であった。

 

せっかくの”気付き”は活かされなかった…
三歩進んで?二歩下がる、私の人生修行は続く。

【泣】

 

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