専業主婦に憧れて

退職後の時間潰し日記

モヤる

親の愚痴です。気分を害される親孝行な方は、ご注意下さい🙇‍♀

 

半年くらい前だったか、寒い冬の日曜日。
その日も私は昼間、母の様子を見に実家へ行っていた。
まだフルタイム会社員だったので、土日のどちらかを実家通いに充てていた頃。

 

夕方まで実家で過ごし、夕飯の準備のため急いでスーパーで買い物して帰宅。夕食後にホッとひと息していると母から電話が。

 

リビングのテレビの音が出ないと言うのだ。(理由は不明)

 

電話越しにリモコン操作を指示してみるが、もう本人はパニック&涙声。
些細なことでよくこうなります

 

「タクシー代出すから来てくれないか」

 

実家まで徒歩約30分弱。一応歩ける距離に家を買っている。車は持ってない。

 

同日に二往復って。今そちらから帰ってきたところだし。泣きたいのはこっちだ。

 

すぐ”タクシー”というけど、勿体なくていつも断っている。
だが寒い冬の夜。明日も会社だ。体力温存のため、この時ばかりはタクシーを使った。

 

こんな時、親孝行な方たちは「よっしゃわかった、待っとき」となるのだろうな、きっと。

 

ただ、実家にはテレビが3台ある。
リビングのがだめなら別の部屋のテレビを見ればいいじゃない?
今すぐ行って直さなくても、こちらの都合がつく日まで他の部屋のテレビを見て待てないのかな?と思うのは心が狭いのだろうか。

そりゃリビングのテレビが一番快適で生活に便利なのかもしれないけど。

さっきまで居た、明日も仕事の娘に、夜遅くにまた来てと頼むほどのことなのかな?

不機嫌さを抑えられないままテレビを直す私に、これくらいいいじゃないの、とオコで言う母。

どこどこの娘さんは優しくてすぐ来てくれるわよ、と。

母の友達は、いつも子供自慢のマウンティング合戦をしているので、そんなことばかり言う。

そーいうとこだよ来たくなくなるの。と心の中で毒づいた。

 

 

…そしてまた今日それが起きた。

 

テレビの故障なんて私もよくわからないので、行ってコンセントを抜いてもう一度接続するだけなのだ。だからまた起きた時はこうすればいいんだよと前回教えておいたのだが、勿論覚えているわけもなかった。

今は退職したので行く時間はあるが、私にも予定がある。暇なりにスケジュールを立てていて、やることがあるのだ。勿論実家通いもスケジュールに含まれていて週2,3回行って様子見、頼まれごとは済ましている。

 

ほんとに今日テレビのために行かなきゃだめなの?

 

どうして親のために子供が時間を割くのは当たり前だと思っているの?

 

お口直しに♡

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予想はしていたが、退職してから母の構ってアピールが増している。大した用もないのに、毎日のように電話やラインをしてくる。

 

恋愛もしつこくされると嫌になるじゃないですか。あれと似てて。

来なくていいよと言われると心配で行きたくなるけど、あまりに来て来てアピールされると行きたくなくなるの。

 

確かに退職理由は高齢の母を思ってのこともあったが、自分の時間を持ちたかったのもある。

認知機能は衰えているが、大病を抱えているわけでもない比較的健康な母に、私の毎日を捧げる気はなかった。

 

でも実際は、ほぼ毎日電話はかかってくるし、何かと用事を頼んでくるし、相談してくるし、何でもかんでも私にのしかかってくる。

 

そんな母を相手にして、暗い気分になったり、ウザく感じたり、火事や戸締りの心配をしたり、詐欺に騙されないか不安になったり。

 

常に心の何処かに気がかりなこととして引っ掛かっていて、どこか憂鬱。

 

車で1時間以上の距離に住む兄は知らん顔。いつも母を気にかけているのは私だけだ。

 

退職してから実家通いするのは、体力的には楽になったが、精神的には一段と重くなってしまった。

 

最近では母にすっかり食傷気味の私は、今日はすごく行きたくなかった。(はいガキです)昨日も行ってるし。明日か明後日に行く予定だし。

 

明日まで待てないか聞いたら、じゃあ近所の知り合いに頼むと言うので、そうしてもらった。
社交的な性格を大いに活かせばいいさ。と投げやり。

 

結局行かなかったものの、自分の薄情さに罪悪感を抱くし、モヤモヤ感がずっと残る。

 

もし行っていても、自分の時間を削られて腹が立つし、行かなくても、そんな自分の冷たさに嫌悪するし、どっちにしてもモヤるのだ。

 

大事なはずの母の存在が疎ましいなんて。自分でも嫌なんだけど。

 

でも、どんな時でも母を優先しないとだめですか?

育ててもらった恩があるから何でも言う通りにしないとだめ?

歳をとったらワガママや自己中には目を瞑らないといけない?

本当にわからない。誰か教えてほしい。

 

それができない私には寛容性が足りないということだけはハッキリしている。

 

人生はいくつになっても修行なんだな。

 

約30年前、同居していた祖母が突然くも膜下出血で亡くなった時、おばあちゃん孝行をしていなかった私は、とても後悔し悲しみを長年引きずることになった。

その教訓で、父にもできることはしたかったので、祖母の時ほど悔恨の念にさいなまれなかった。
それでも後悔はあるし謝罪もしたいが。

もし今急に母に何かあったら、後悔ばかりになってしまうだろう。
私は足りない修行を続けるしかない。

 

 

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