退職してから急に眠れなくなった。
寝つきが悪いし、朝早く目が覚めてしまう。しかも絶対に二度寝ができない。
会社勤めの頃は毎日気絶するように眠りにつき、朝もアラームが鳴るまで全然目覚めなかったのに。
あの頃は激務で常に疲労を溜めていたので、今は身体的に楽すぎるせいもあるだろうが、なんとなく漠然とした精神的不安感のせいが大きいと思っている。それとも単に初老の兆しか。
毎晩コーヒーを飲む習慣なのでカフェイン摂取が原因かも、とハーブティーに替えてみる。でも会社員時代も飲んでいたしな…
テレビで平均睡眠時間が6時間未満の人は認知症になる確率が高い、というのを見て焦る。もうずっと5時間足らずだ。
しかしここ数日、朝まで目覚めず眠れる日が続いている。ハーブティー効果？いや、やっと専業主婦である環境に慣れ、開き直ってきたのか。とにかく眠れることにホッとする。
こうなると今度はいずれ社会復帰できるのか不安にもなるのだが。元来家にいたい派だからこの環境に馴染んだら、きっとまた外で働くのは苦痛に感じそう。まぁそうなったらなったでまた順応していくしかないのだけど。
もう人生後半戦なんだし、このまま好きなことやっていけばいいじゃない、という自分と、まだ社会にやり残したことがあるのでは？って変な問いかけをする自分の狭間で揺れ動く。
あんなに朝のワイドショーをまったり見る生活に憧れていたのにな。
結局ないものねだり？隣の芝生は青く見える？
ただ、負傷した（軽傷）今思うのは、こんな時はゆっくり家で療養できるのって幸せだなって。誰にも迷惑をかけず、朝のワイドショーをまったり見てるのだから。
会社勤めしてたらこの程度じゃ休めなかった、少なくともあの会社では。足の小指を骨折した時も、次の日には足を引きずって出社したし、軽い風邪や微熱や胃腸不良やめまいなんかじゃ休めない空気があり、いつも無理して働いていた。
今考えると有休がたっぷり余っていたんだから休めば良かったのに。他の人への負担を考えると休めなかったな。律儀だったのかな。（自分で言うな）
辞める辞めない問題は難しいけど、やっぱり職場環境にもよるよね。（急に偉そうな口調だな）
私の場合はキツかった業務内容に加えて、人間関係もヤバくて、体調にも影響してきたから辞める決断をした。自分に非がなくて辛いのなら、別の職場を探すのはありだと思う。もし大した問題がなくて漠然と辞めたいと思ってるのなら、前にも書いたが辞めることはあまり勧めない。退職して初めて気づく複雑な感情と折合いをつけるのが意外と大変。
私が退職を迷っていた時、定年退職以外の早期退職、又は転職経験のある友人たちは皆、辞めた方がいいと言ってくれたけど、辞めた後に感じる、社会から取り残された不安感みたいなものに関して誰も触れてくれなかったのよね、なぜか。そんなの感じるの私だけなのかと思って今聞いてみると「すごいわかる」と強く共感してくれるのだけど。結構大事なとこじゃない？笑
なのでこれは退職あるあるだと思うのでここに記しておこう。
