専業主婦に憧れて

退職後の時間潰し日記

やっぱり専業主婦がいい?

退職後の特権=午前中のジム。
体を動かして気持ちがサッパリするし、午後に時間がたっぷりあるのが得した気分。

例によってジムへ向かう途中にすれ違う人々に対して、後ろめたいような気持ちに。
「平日のこんな時間にお気楽にジム通いしてごめんなさい」
心の中で勝手に謝罪しながら歩く。サラリーマンらしき人を見るとつい、今頃必死に大量の仕事と格闘しているだろう元同僚たちが頭に浮かび、「一抜けしてごめんなさい」と彼らの未来の幸福を願ったりしている。


朝イチで行くとスタッフさんの指導の下、希望者が輪になってストレッチする時間がある。パッと見た感じ高齢者が多い。若干の違和感を感じながら、でも身体はお年寄りみたいなものなので、私もその輪に交じってみたりする。まぁ傍から見たらなんの違和感もないのだろう、普通にお年寄りに声をかけられ、いや私なんてまだまだ若輩者ですから放っておいて下さい、お気遣いなく!と内心思いながら、ぎこちなく会話をする。まだなんとなくこの環境に馴染めないのだが、体脂肪が少しだけ減り始めたので続けていくつもり。

 

ブログのタイトル通り、ずっと専業主婦に憧れていた。コミュ障とは言わないが、それほど人付き合いが得意でもないし、外で気を遣って働くより家にいたい。引きこもり生活万歳!というタイプ。

で実際、期せずして専業主婦になる夢が叶った。家事全般、食事作り、掃除、洗濯の毎日は…悪くない。会社の激務で毎日疲労困憊していたのに比べれば、私にとって家事は苦ではない。子供がいないので母親業がない分だいぶ楽なのだろうけれど。とにかく体の疲労感が全然違う。ストレスフリーなのもあるかもしれない。

社会に居場所を見失ったり、予想外の罪悪感だったり、トータルで考えると様々な葛藤もあり、思わぬ戸惑いも感じつつ、やっぱり心が楽なのは今なのだ。

しかし老後の資金面を考えると、いつまでもこのままではいられない。夫の「いつから働くの?」という無言、いや最近は有言のプレッシャーもある。

だが。周りの友人たちの温かい、「もう充分働いてきたんだから、しばらく休んでもいいんじゃないの」という言葉だけに耳を傾けて、もう少しだけ休憩させてもらおうと思っている。