専業主婦に憧れて

退職後の時間潰し日記

親知らず抜歯 入院編 day1 眠れぬ夜

〜複数親知らずを抜くため入院した記録②〜

 

①はこちら↓

bittersweetfeeling.hatenablog.com

 

 

18:00 夕食

これ以降は明日の手術まで固形物禁止だからしっかり完食。二色丼がっつり食べてお腹いっぱい。

この時はまだ夕食の写真を撮る余裕あり。ベッドでコンビニで買ったミルクティーを飲んだりしてくつろぐ。

カーテンで仕切られた狭い空間が嫌で病院内ぶらぶら。眺めの良いラウンジから富士山が見えたので写真撮影。コンビニで本を探すが目ぼしいものがない。明日のことを考えたら気分が暗くなってきた。こんな時はインスタわんちゃんで癒されよう。ついでにストーリーアップしたら続々と励ましメッセージが来て時間潰せたしちょっと元気出た。

暇なのでSNSやり放題ではあるが、先月メニエール発症後はスマホやPCでめまいを起こすので長時間できず。

メニエールのせいでブログ読む時間減ってますが調子の良い時にちょこちょこ読ませてもらってます。

 

ここまで相部屋の同志を目撃したのは一人だけ。一瞬の後ろ姿のみだけど30〜40代とおぼしき女性で渋谷凪咲みたいな喋り方。もう一人は姿は見てないが、八千草薫のような上品な喋り方をする方で70代とみた。(聞こえてくる看護師さんとのやり取りから勝手に想像)

 

 

21:30 消灯

部屋のドアは開いてるので廊下からうっすら明かりが漏れる。寝る時は暗闇派の自分にはきつい。しかし明日の手術のためにもゆっくり寝たいところ。

部屋を出て目の前に共同トイレがあるので、誰かが入る度にパッと明るい光が飛び込んでくる。目をつぶっていてもまぶたを通して明るさを感じる。

病室にはご丁寧に人感センサー付ライトが設置され、看護師さんが入ってきたり患者さんが動く度にまた明るくなる。

かなり廊下からの物音が響く。足音や点滴スタンド、カートを押す音。棚のドアを閉めるガタンバタンという音。

しかし何よりも眠りを妨げたのは渋谷凪咲の寝返りだった。彼女が寝返る度に布団がススー、ガサガサガサッと響く。渋谷も眠れないのだろう。寝苦しいのか暑いのか。わかるけどもう少し辛抱できないか。私も寝返りを打ちたいのを我慢してじっと固まって動かず、渋谷が眠って静かになってくれるのをひたすら祈っていた。

でもちっとも祈りは届かずやっとウトウトして眠りに落ちそうになる度に、渋谷のサーッガサガサガサの音で現実に引き戻されるの繰り返し。

更に渋谷は今日手術で点滴をされていたので夜中も何度かトイレに行くのだが足音がデカい。そしてカーテンを引く時遠慮なくシャーッ!と音を立てる。

 

過去の入院も相部屋だったけどこんなに周りが気になったっけ?

 

神経質に加えて手術の緊張もあり全く寝つけない自分。深夜に編み出したのがマスクで目隠し。これだけで廊下からの明かりの変動を防ぐことができ、一瞬眠りに落ちた。しかし看護師さんの見回りでライトを顔に当てられたら目覚めてしまった。

 

次の日スマートウォッチの記録では睡眠の質が非常に悪く、深い睡眠状態6分となっていた。

 

【続く】

親知らず抜歯 入院編 day1

〜複数親知らずを一気に抜くため入院した記録です〜

 

14:00入院なので13:30窓口受付。入院申込書とお薬手帳と所持薬を渡し、病棟へ移動。(所持薬は病院が管理)

病棟はセキュリティロックとインターホンで安全管理されてた。

病室は4人相部屋で割と一人分のスペースが広い。同室の方達はカーテンを閉め切っていて姿は見えない。

入院は5回目だが昔は同室の人と交流し、9年前の入院ですらカーテンを閉めるのは着替えや寝る時だけだったけど今は完全無視なのね。コロナの影響もあるのか?

最初に事務担当の方が登場。高額医療費制度利用のためマイナンバーカード認証が必要で、一階の総合受付へ行かねばならない。だが引き続き担当看護師さんが来ることになっており手術前後の経過や諸々説明するというので、荷物を棚にしまいながら待つことに。

 

…全然看護師さん来ないな〜

 

カーテンを閉めた狭くて息苦しい空間から出たいが、病院内見取り図もないし何がどこにあるのかもわからず待ちぼうけ。

 

15:00過ぎ 優に1時間以上経ち、ようやく看護師さん登場。

麻酔室や処置室の場所や行き方や時間帯、薬の摂り方や量、シャワー室の使い方、食事に関すること、手術日の手順、etc… 説明多くて頭がパンパン。覚えられる気がしない。案の定あとで麻酔室へ行くのにオロオロしてしまった。

しかも手術同意書や入院スケジュール表など、事前に何も渡されていないのでどこか話が嚙み合わず。どうやら対応が後手後手になっている。

明日の手術後は風呂に入れないのでこの後16時にシャワーを浴びるように指示される。(知らなかったが本来は午前中に家で浴びる想定らしい)

 

まずは麻酔科に出向き麻酔の説明。全身麻酔では呼吸を確保する管を鼻に通すそうだ。(口内手術だから鼻になる)そういえば過去の手術で目覚めた時に口から管を抜かれた記憶がある。

それはいいとして、私はとにかく麻酔に弱くて吐いてしまうことが多いので、その旨を必死に伝える。別病院だが9年前の麻酔医は上手く吐かないようにしてくれた。今回も吐き気止めを入れたり工夫してくれると力強い言葉をいただきひと安心して麻酔承諾書にサイン。

その後は一階に行きマイナンバー認証登録。夕飯以降は固形物NGだが明日の午前10時まで水分摂取okなので、コンビニで飲物を購入。

部屋に戻ると今更の病院内施設の説明をする担当者が来て、今更トイレやラウンジの場所、テレビカードの買い方やシャワー室のシステム等、生活の基本的なことを教えてくれた。病院内を案内され始めてすぐ、シャワー予約時間の16時を過ぎてしまった。その方に告げると慌てて身長体重を測りシャワー室へ促される。まだ説明の途中みたいだけど大事なこと聞いてないんじゃ?とやや不安。

あんなに待たされて暇だったのに、急にせわしない。シャワーを浴びてナース室へ鍵を返しに行くと、先生が診察を待ってるので今すぐ外来へ行って下さい、と告げられる。

本来はシャワーの前じゃなかったのかい、もうパジャマ着ちゃったのに外来行くんかい、と思いながらパジャマ姿で一階に降り外来の人混みを通り抜け診察室へ。待っていたのはいつもの担当医でなく初顔の医師「男前+医者」という、私とは真逆の勝者オラオラ人生を想像させるキムタク(私世代のハンサム代名詞)だった。

キムタクは私が来るのが遅いとでも言うかのように早口で一気に説明をまくし立てる。本当はもっと早くこの時間をとりたかったそうだ。いや私のせいじゃないし。指示通りにシャワー浴びてただけだし。

病棟と外来と看護師と医者と各担当者の連携があまり取れていないというのがこの病院で一番感じたことだ。これは最後まで続いた。

だいたい今頃手術同意書や入院スケジュールを渡されて、よく読んでサインしてって言うけど。さっき話した病棟の看護師さんは私が何も渡されていない、サインもしてないってことに怪訝な顔してたよ。本来は14時に入院してすぐに診察だったんちゃう?そこの連携ができてないよね。なんだか不安になるわ。

とりあえず手術計画書では2泊3日の入院となるはずだった。

【長いので続く】

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50代の転職を甘く見ていた

仕事がみつかりません。泣

働こうと思えばいつでも働けると思っていた、脳内お花畑の自分。

今月で失業保険給付が終わるので先月から本腰入れて仕事を探しているのだけど…

現実は厳しかった。よく考えてみたら定年が近い中年を好んで雇わないよなぁ。もし同じくらいのスキルの候補者が何人かいたら若い方を雇うのがまぁ王道でしょう。

そんなことに今頃気づいた五十路の秋。

 

約3年前に本気で転職活動した時にすんなり成功したもんで、採用に年齢は関係ないと余裕をこいてしまった。(結局夫の反対にあって辞退した)

それとコロナの影響で売り手市場だと聞いていた。でもそれってコロナでリストラされた人たちも沢山いるってことで、むしろ競争率上がってる?

いつも色々気づくのが遅いんです私。何しろお花畑なもんで。

 

手っ取り早く就業できそうな派遣に登録して、サイトに掲載される仕事をチェック。目ぼしい仕事はひとまず「気になるリスト」に入れておくのだけど、そうすると全部じゃないけど大概、”応募歓迎”という通知が来る。

自動送信的なものなんだろうけど、私って需要あるんだ〜なんてとんだ勘違いをしていた。

でも応募歓迎なんて言われたら、あとはエントリーすればもう採用確定と思っちゃいません?

ところがエントリー者が複数いるとまず派遣内でふるいにかけられて私なんぞは落ちてしまい、実際の企業面接にさえこぎつけないのです。

当然派遣会社も最良の人材を送り込みたいだろうから。
こんな年齢だったらよっぽど職歴や技術がしっかりしてなきゃ選ばれないよね。

確かに私なんて職歴に一貫性がないし、どの企業に対しても応募の裏付けが弱い。ちょっと特殊で潰しがきかない業務を長年していたのが痛い。

家から近くなきゃ嫌だとか時給が低いのはだめとか贅沢言ってた身の程知らずっぷりが恥ずかしい。

 

注: 年配者でも、確実にキャリアアップしてきた方や強固な武器をお持ちの方たちにはきっと立派な派遣先が紹介されるとは思います。ブログでも仕事ゲットされてる方たちをお見受けして尊敬しとります。

 

ただ、派遣の仕組みだから仕方ないけど…

ネットと電話インタビューで登録しただけで私の人となりを知らない貴方に何がわかるのと毒づきたくなるやさぐれ女です。

派遣の選考担当者だってプロばかりじゃないのに選考落ちってなんだか悔しい。多少の経験不足は今までの実務経験で臨機応変に補っていける"つもり"だが。

↑こういうとこがだめ?

 

そんなわけで派遣で探しても恐らく一生私には仕事が回ってこないので、直接応募できる企業を探すことに。

そして今更自分の市場価値がゼロに近いことに気づいた私は、”シニア応援”を謳っている募集にターゲットを絞ったら、だいたい職種が限られてきて、やっぱり時給が低い…。

そんなこと言ってる場合じゃないのだけど、この時給で1日拘束されると思うと二の足を踏んでしまう。もう仕事にがんじがらめの生活は嫌だし、老母と老犬にあてる時間も欲しい。

すると夫がスーパーのパートを激推しするという予想外のアシスト。

え、事務職より収入下がるけどいいんだ?ありがとう夫。ん?つまり収入面より私が働かないのが嫌なの?

幸いにもスーパーの勤務時間は短いので私も乗り気で近所のスーパーの面接を受けるも、まさかの不採用を喰らった。夫婦に激震が走る。

夫との反省会まとめ→スーパーなら落ちることはないだろうという驕った気持ちのせいで緊張感が足りなかった。また、サークルのため土曜勤務不可、勤務開始日もひと月後希望と言ったのも失言だったか。全体的に、会社のために何ができるかよりも、自分の都合ばかり言ってしまった。今後は「今すぐ働かせて下さい!」の姿勢で面接に臨むべし。

 

本音を言うとパートで働くより失業保険額のが大きいので今月はまだ働きたくないのです。失業保険もらってる最中は就業できないので(正確には色々条件がある)、でも「働くのは失業保険もらってからで、エヘヘ」とは言えないじゃないですかー。ちょっと早く面接を受けすぎました。焦っちゃって。

え?そんなことじゃなくて私自身に問題が?
そういう核心的なことは見て見ぬふりをしたい傷心の私です。じゃなきゃ、もうこんな私どこも雇ってくれないのかもと薄々感じながらの就職活動、これ以上やってられない〜。

私の職探し奮闘記、早くジ・エンドにしたいのですが…。(当分続く)

 

 

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胸部レントゲンて

抜歯手術前検査のため大学病院へ。

 

検査項目はよくあるやつ。血液検査、心電図、胸部レントゲン。

 

 

胸部レントゲンでの一コマ。


ありふれた検査に気を抜いてた私も悪いんですよ。

「金属類はないですね」とおっさん技師に言われ、そこは抜かりなくアクセサリー類はつけずに行ったので、ありませんと答えた。

 

おっさん「Tシャツか何かありますか?」

私「中に下着着てま、、」(ユニクロヒートテックみたいの)

被るようにおっさん「あ、それで大丈夫ですので準備して下さい」

 

下着一枚になってレントゲン2枚目を撮った直後おっさんが大声を出した。

「〇〇(私)さん!」

私「へ?!」

 

おっさん自分の胸の真ん中を指さしながら「金属つけてますよね?」

私「え?…」←なんのことかわからない。心臓?ナニ?

 

おっさん、なぜかなかなか言葉に出さないが私がボケボケなので

「ブラジャーですよ!」と。

私「あっ!すみません」

おっさん「さっき言ったじゃないですか、金属つけてないですかって?!言いましたよね?!!」

私「はい…」謝ってるのに怖

 

確かに言ったけれども。そんなにヒートアップしなくても良くないですか。

それに、だったら「ブラジャーとって下さいね」と最初に言って下さいよ。

金属=ブラジャーって結び付かない私のようなうっかりさんもいるんですから。

 

私みたいなのはレアなのかなぁ。お年寄りの皆さんでも当然のようにブラを外すのかしら。まぁ常識っちゃ常識なんだろうけど。いつもは健康診断の流れでレントゲンだから検査着なんでブラ外すんだけど。今日はブラのこと全然頭になかったよ。ごめんねおっさん。

 

そそくさと準備室へ戻りブラを外して気づく。


え?マジ?このペラペラスケスケのヒートテックにノーブラでおっさんと向き合うの?セクハラじゃね?(違うか)

おっさんとか言ってる自分もおばはんだけどさ。でもなんかやだったなあ。

なんだかこの病院、新築で最新の医療機器揃いと聞いているけど、検査システムは昭和じゃない?せめて検査着くらい置いといてよ。あと壁に貼っといて。ブラ禁止って。私のようなおバカのために。

 

久々にあんな責められた上に屈辱の検査だったわ。

 

そして血液検査で引っかかりまたもや再検査になりました。
色々と大丈夫なのか私。。。

 

 

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叔父さんへ

父が闘病生活に入ってから、うちら家族をずっと支え続けてくれた叔父さんは恩人でした。

父亡き後の母を気遣ってしょっちゅう様子を見に来てくれたり、母のわがままな要望にも応えてくれたり、いつも申し訳なく思ってました。

母の面倒が行き届かない私と兄に代わって、何から何まで叔父さん夫婦が世話してくれてすっかり甘えちゃってた。

謝る度に「お母さんのことは出来るからしているんだから気を遣わないでね」と言ってくれて。大家族の大黒柱で忙しかったはずなのに。そんな器が大きくて面倒見の良い叔父さんに心から感謝してました。

いつか恩返ししなきゃと思っていたのに。何もできなかったのが本当に悔やまれます。

 

家族や兄弟を愛し末っ子ながら兄弟を支える要として東奔西走。常に自分のことより人のために動く叔父さんは皆にとって大きな存在でした。

こんなに早くお別れが来るなんて誰も納得できない。人のことばかり一生懸命で、自分はもう逝っちゃうなんて人生ってどうなってるんだろう。

だけど、もし止められても同じことをしたんだろうね。厚い人情と正義感の塊みたいな人だったもんね。

 

定年退職後にハマった畑仕事。嬉しそうに沢山の野菜を届けてくれる姿はハツラツとしてたのに。70歳まで勤め上げてからまだそんなに経たないのに。

退職後も人間は働かなきゃつまらないってよく言ってたね。私も今になってその言葉の意味がわかる気がします。

仕事も家庭も趣味も全力で人生を楽しんでた姿や、筋が通った言動には刺激を受けた。それは叔父さんが厳しく育てた子供たちにしっかり受け継がれてる。

 

 

それにしてもあの大学病院は信用できないな。数ヶ月間も的外れな治療や検査ばかりした挙げ句、突然の余命宣告って。

やっと家に帰れてすぐ逝ってしまったのは、大好きな家に帰れて家族に囲まれて安心してしまったの?

最期に穏やかな時間を過ごせて安堵したのかな。

でも悔しい。人を助けて沢山の徳を積んだ叔父さんにはもっともっといい思いをしてもらいたかった。

 

最愛の弟に先立たれた母は、兄弟の中でも特に可愛がって頼りにしていた存在を失って落ち込んでる。叔父さんは母の性格よく知ってるから、今頃うちの父と一緒に苦笑いしてるかな。

母なりに耐えようとしてるし、私も苦戦しながら頑張るから見守って下さい。

そちらでは人の面倒ばかりじゃなくて少しはゆっくりしてね。

 

何度言っても足りないんだけど、本当にお世話になりました。

 

ありがとうございました。

 

 

たまには原点に

何かしらの参考になればと、退職後の様々な変化などを書くつもりだったのに、気づけば辞めて半年。最近すっかりブログタイトルとそぐわない内容ばかりになっているのでたまにはタイトルらしく。

退職したばかりの頃は、専業主婦になったことでの心の葛藤、つまり働かない罪悪感や社会からの孤立感、自分の存在価値みたいなもので悶々とした。

気づかぬうちに組織の歯車でいることに慣れてしまっていたので、退職したら急に社会での居場所を失ったようで不安になったのだ。

これでいいのか?と生産性のない自分に戸惑いも。しかしそれは一時だった。
そんなことより退職後の、時間に拘束されない毎日は、仕事に大半を費やしていた今までの窮屈な日々に比べてあまりに快適。数ヶ月のうちにやっぱり辞めて良かったと確信したのである。
(私が基本的にそういうタイプなだけで、根っから働くことが好きな人は違うかもしれない)

辞めた当初は昼間に出歩くなんてという罪悪感や背徳感があったが、人間の慣れってすごいもので毎日繰り返しているとなんとも思わなくなってくる。

仕事に縛られない生活は心身ともに健やか。責任感やプレッシャーからの胃痛に悩むこともない。悪夢を見たり憂鬱になることもない。煩わしい人間関係や、地獄の残業もない。

以前はスーパーの惣菜で済ますことが多かった夕飯も、専業主婦なら毎日野菜多めの食事を作れる。ストレスフリーで暴飲暴食もせず、ジムに通う時間もあるので健康的に7キロ減ったし、夫も健康診断で毎年引っかかるコレステロール値が下がっていた。

 

最低限の義務(家事や納税)は勿論果たすし、時折母や夫に振り回されたとしても、それ以上に辛かった仕事のストレスからの解放、そして気の向くままに生活できるのはこの上なく幸せだ。この半年間で、専業主婦(主夫)しか勝たん。という結論に至った。

 

できることならずっとこのままの生活を送りたいのだが…

 

退職してネックになるのはやはり、

 

退職後の世間体だったりプライドだったり、激変する生活への戸惑いだったり、そんなのは時間と共に慣れていく。

ただ金だけはどうにもならない。
当然増えないで減り続ける。

潤沢な老後資金はないにしろ、贅沢しなければ今までの貯金で何とかなるかと思っていた脳内お花畑の私も、昨今の情勢を見て不安が募る。

 

退職してやりたいことをやる、と言っても結局金がなければ思う存分できない。

私の場合はボランティアをしたかったが、近場に活動拠点がないので遠くまで何時間もかけて出向き、往復の交通費も高かった。これを週に何回も通うというのは現実厳しい。仕方なく通いを諦め物品購入や寄付でサポートに、といっても収入がない自分では継続するのは無理がある。人のボランティアしてる場合か!である。

 

趣味の活動もただじゃない。サークル活動も会費を払う。ジム通いも、習い事も有料。たまに友人と会うにしても交通費に交際費。

びっくりするほど何かにつけて金が減る。

 

結論。「稼げるうちにがっぽり稼ごう」

世知辛い日本よ。

 

一番の理想は、退職後にやりたいことが明確で、金銭的余裕があること。もしくはパートナーが高収入。…羨ましい。

だが私のように金銭的余裕がそこまでないと、やりたいことも中途半端になる。更に怠け者だと(=私)、腑抜けになる危険性があるからご注意。また急に脳みそを酷使することが激減するから、ボケないように何かしらの刺激や脳トレは必要だ。実際私は、今日はサプリを飲んだっけ?とか植木に水やったかな?とか言ってて…ヤバい。

 

結局いやらしい話、金がたっぷりあるかないかが分かれ目なのだな。

 

というわけで、老後資金不足を補う必要に迫られて、意を決して職探し。といっても以前のように仕事に人生のほとんどを拘束されたくないし、老母と老犬の世話もあるので、パート一択で。希望は、せっかく手にした健康的な生活を維持できる程度の労働。ジム通いと料理する余力は残したい。

いちいち躊躇せずに買い物したり、夫に遠慮せずやりたいことをするためにも、小銭を稼ぐ。完全なる専業主婦になる日はまだ先か。ああ世知辛い日本。

 

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余韻からの現実

先日のライブがめちゃくちゃ素晴らしく、お陰様で頭痛も胃痛も吹き飛び、大満足の2時間を堪能。

席も前方だったし両隣が私と同じくおひとり様ながら、とても盛り上がっていたので没頭できた。私の行くライブは観客の年齢層が高いので、高みの見物的な?突っ立って腕組みのおじさんが結構いて、私的には一緒に若人の気持ちに戻って歌おう!と言いたくなってしまう余計な欲求がいつもある。楽しみ方は御本人の勝手なんだけど。

 

1週間以上経った今もライブの余韻に浸り、録音した音源を聴いてご機嫌に鼻歌。そんな私を見て、まだそんなの聴いてるの?と言ってくる夫。

今だけは余韻に浸って幸せなんだから放っといて。と心で呟き微笑んで受け流すが、何度も同じことを言ってきて私の高揚した気分に水を差す。

かつて青春時代、レコードのライナーノーツを読み込み、歌詞に込められたメッセージを噛み締めながらじっくり鑑賞してた私には、逆にライブ行って、はいオシマイってなる方が理解できない。本当にその音楽好きなの?

だから穏やかに夫に聞いてみた。ライブが良かったらその後もっと聴きたくならない?って。別にならないそうだ。

なら仕方ない。…じゃなくって。とにかく唯一の至福のひとときは放っておいてほしいのだった。

 

ライブ映像を求めてXを見ていたら、TLにこんなのが流れてきてあまりに当てはまるので苦笑い。

 

すでに結婚相手に選んでしまってる件。笑

 

ただこれって本人に悪気がないんだよね。(うちの夫の場合)
自覚がないというか。なので、言って改善されることもあるけどしばらくするとまた忘れて元に戻っちゃう。長年の癖というか習慣というか性格?ってなかなか治らない。
情緒面が未熟なのか、人の痛みや気持ちや、心の機微みたいのがあんまりわからない。

だから私が好きな映画(感動系)に興味がなく、見てると寝落ちする。登場人物の複雑な心理が理解できず説明することもしばしば。

でも最近思うんだけど、精神的に未熟だからって私に非難されたり、こういう人であって欲しいと言われるのは彼的には不本意だろう。

勿論ムカつくことは多々あるのだが、彼にもいい面はある。夫に助けられることだってある。

真面目に働きギャンブル中毒でもなく、浮気もしない。社会生活に適応し、自分側の家族や甥姪とも良好な関係を築き、子供の頃からの親友もいるごく普通の人。

私は生活に不自由もしていない。住む家もあり環境も整っている。それなりに”幸せ”ではある。

そりゃ思慮深くて優しくて精神面の支えになってくれるパートナーは理想だけど、自分で選んだ以上、相手を責めるばかりなのは違うのかな、とか。

お互いが結婚生活の中で重きを置くところが違うだけで、私はより精神面、彼はそういうタイプじゃないから、結果的に私が一番求める精神的安らぎが得られない。それが婚姻関係を破綻させるレベルかどうか。そこをどう捉えるのか。

割り切って妥協できるかどうか、なんじゃないか。と徒然に思ったわけで。

判断は人それぞれだけど、今の現状で別れを選ぶのは私の傲慢というか甘えなのかな。
蓋を開けたら自分がソウルメイトを見抜けなかった、その責任放棄をしている気もする。

 

道で車道側を歩いてくれる人じゃないし、歩くのが遅い私に合わせてくれずお構いなしにどんどん先に行ってしまうし、ご飯作っても決してありがとうは言わないし(若い頃は言って欲しいと散々言ったけどもう諦めた)、傷に塩を塗り込むし、私の親知らず抜歯入院の付き添いより仕事優先するって言うし(おまけに付き添って欲しいと言ったら付き添わないくせに不機嫌になるし)、やりたいことを後押しするよりやる気をそぐ発言ばかりだけど・・・

 

根っから悪い人じゃない。
(自分に言い聞かせている?)

 

今後も変わらないだろう夫といかに波風を立てずにやっていけるかは、私の忍耐と遠慮と努力にかかっている。

何かやってしまった時(例えばコップを割るとか、家の壁に傷をつけてしまったとか)に、そのこと自体にあちゃ~と思うのではなくて、夫に怒られる!とまず真っ先に頭に浮かんで慌てる自分。更に普段はそういう時に隠そうとする人間じゃないのに、家だとなんとかしてごまかせないかと画策する時、健全じゃないな~と思う。

やっぱりこんな時に、いーよいーよと優しく言ってくれる人と来世は一緒になろうっと!

 

※引用部分の③→"高収入"だけは否定させて下さい。笑

 

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