専業主婦に憧れて

退職後の時間潰し日記

親知らず抜歯 術後編 day3 延びた退院

~複数親知らずを抜くため入院した記録⑥~

 

⑤はこちら↓

 

bittersweetfeeling.hatenablog.com

 

 

 

今日でおさらばと思ってた点滴が外れないばかりか、栄養剤に吐き気止めの点滴も追加になった。

 

一時は山を越えたと思えたのにどうしてこんなことに…

 

トイレの成功に気を良くし、顔を洗ったりうがいしたり、無理して動いたあたりからおかしくなったかも。

もう油断はすまい。とにかく今は静かに寝ることに専念しよう。周りが騒がしくて熟睡はできないが、痛み止めの錠剤を喉に流し込み、ベッドに横になり目をつぶった。

 

12時 昼食

退院するためにも食べたい。吐く恐怖をねじ伏せてエイッと起き上がった。セーフ。前ほどの吐き気が襲ってこない。

 

五分粥、味噌汁、煮魚、トロミのついた青菜。

 

飲みやすい味噌汁でちょっとずつ胃を慣らす。まだ口も充分開かないし、3箇所の患部に当たらないよう前歯で少量ずつ噛むが非常に食べづらい。

胃がムカつくせいで食が進まないが精一杯食べる。味噌汁を完食、それ以外は四分の一くらいずつ口をつけた。味がない5分粥の不味さに吐き気を催しそうになり食事ストップ。すれすれの線でなんとか堪えた。

 

この流れに乗って、ずっとできなかった歯磨きにチャレンジ。

部屋共有洗面台は窓側中央。そこで吐くのだけは避けたいが、一か八か思い切って洗面台へ、お守りのオケを持って。大丈夫そうだ。

口の中が痛くて歯ブラシで撫でる程度だが、無事に吐かずにベッドに戻れてホッとひと息ついた。

 

15時頃 オケとトイレットペーパーを持ち、点滴スタンドを引きずりトイレへ行くが、吐かなかった。午前中よりいい感じだ。やっと麻酔が体から抜けきったのか。

手を洗う時、初めて鏡で自分の顔をまじまじ見た。

 

こまわりくん?

 

今まで苦しすぎて鏡も見てなかったが、すごい顔になっている。この顔で過ごしてたかと思うと急に恥ずかしい。そりゃ3本も抜けば腫れあがるか。

口の両端は裂けて血が固まってる。更に下唇の外側に大小のカサブタがいくつかあってなんか傷だらけ。これ手術と関係あるのかな?

 

トイレから戻ると麻酔科の先生が待っていた。退院延期になるくらい体調を崩したので説明に来たのだ。まとめると、

○吐き気止めを入れるなどしたが、鼻腔が狭かったため逆に太い管を挿す必要があり麻酔を強めた
○目覚めてシバリングした(体が震えた)のも麻酔の後遺症
○飲み込んだ血液は胃で消化できないから吐いた
○多少メニエールの影響もあるかも
○女性は麻酔に弱く吐く人が多い

 

ということでした。

 

 

気分が良くなってきたので携帯通知をオンにしたら夫から様子を伺うラインが来ていた。こまわりくん顔を自撮りして(我ながら吹き出した)送ったら爆笑スタンプが返ってきた。

ラインする余裕が出てきて歓喜する。

お昼も少ししか食べてないのでお腹も空いてきた。冷蔵庫に夫が買ったパウチタイプのバナナゼリーがあったのでちびちび食べた。吐き気も大丈夫そうで嬉しい。

 

よし、明日退院するためにも元気なところをアピールしていこう。

様子を見に来た看護師さんに「ゼリーなんて食べちゃいました~」と強調。看護師さんも、いいですね、どんどん食べて下さい!

 

 

18時 夕飯

 

五分粥、味噌汁、蒸し魚、ポテサラ、野菜煮。

 

口内が痛いのでちょっとずつゆっくり。普通に食べられそうなのに実際食べ出すとまだ体が受け付けない。でも完食して退院を確実にしなくては。

相変わらず味のないお粥に吐き気を誘われながらなんとか半分食べた。魚も半分が精一杯だがそれ以外は必死に完食した。

食事中に先生が様子見に来たので、「こんなに食べました!帰れますよね!」とほぼ完食した食事を見せた。

 

これで栄養剤の点滴もストップしてもらえるだろうと踏んでいたが、夜勤で交代した看護師さんが明日の朝までの分と言ってまた点滴2袋持ってきた。セットしながら、「先生が張り切って点滴2つも出してるから夜中何度もトイレ行きたくなるかも」と言った。

「えーさっき夕飯ほぼ完食したって言ったんですけど~!」と訴えるが、看護師さんにはどうしようもないらしい。医師が複数いると細かい連携が取れないのだろうか。

 

点滴に拘束されてると、管が邪魔で自由に動けないし、トイレも歯磨きも点滴スタンドを持ちながらなのが不便で仕方ない。とうとう退院までこのままか。。

 

 

でも吐き気からは解放されたようだし、あと一晩の辛抱だ。
ただ一度ぶり返したから油断はできない。術後の微熱(37.4℃)のせいか頭が痛いのでカロナールを飲み、調子に乗らず大人しく寝る体制に。

 

【そろそろ完結へ…】